グローブ・ジャングルで、紹介

第1回公演/グローブ・ジャングル 2008年4月24日

ども。そんなわけで鴻上です。僕の番です。
誰が僕を指名するんだろうと思っていたら、誰も指名しないで、ただの順番になりました。
演出家なんてそんなもんだね。へへん。

さて、2年の準備期間をへて、いよいよ、旗揚げです。
メンバーを紹介します。もめたらまずいので、チラシと同じアイウエオ順です。

まずは、大久保綾乃。
じつは、サードステージのオーディションを受けて、
サードステージのマネジメント部に所属したのが2、3年前。(すまん、正確には忘れた)
その時、たしか19歳。元グラビアアイドル。写真集まで出している。スタイルは、微笑ましい。
豊島区でぶいぶい言わせていて、十代でアイドルやってたので、
高校を通信制にして、今年、卒業。
たいしたもんだ。

旗揚げ準備公演の『監視カメラが忘れたアリア』では、
その写真集まで出したスタイルを見込んで、上半身、ブラジャー姿になってもらった。
知り合いのAV女優さんが、「見事なウエスト。まったくムダな肉がない」とうなっていた。
さすがに見る所が違う。

若いのに、うまい。稽古では、山崎雄介に「お前よりうまい」と言っている。
そういう時、山崎は、(稽古では山と読んでいるが)ちょっとふてくされて、
ちょっと哀しそうな顔をする。
いつもは、綾乃と呼んでいる。
サードステージのマネジメント部が独立した)『吉住モータース』所属。

次は、小沢道成。
なんの偶然か、名前に「小」の時がつくメンバーが3人もいる。その最初。
京都出身で、高校でぶいぶい言わせて、演劇ばっかりやっていたらしい。
彼も、若いのにうまい。でも、筋力は微笑ましい。
いつも、ダンスのアップの時の腹筋で、一人、ぷるぷる震えている。

お父さんがなんと、『第三舞台』を見ていて、好きでいてくれて、驚いた。
『監視カメラが忘れたアリア』で、いきなり、
「大阪でずっと見てました!テントジとか好きでっせ!」と叫ばれて、
「うむ。観客がお父さんの子供と芝居をするのか」としみじみしてしまった。
長生きしたってことなんだよなあ。

そういえば、この前、タクシーに乗ったら、
「鴻上さん、サンシャイン劇場の『ハッシャ・バイ』よかったですよ」
と突然、言われたことがあった。あまりにピンポイントな感想で驚いた。

若いわりに芝居の経験は豊富。んで、やっぱり、うまい。
お父さんは、『監視カメラ~』の自分の息子の天使姿に大笑いしていた。
この笑い声がまた目立つんだよね。稽古場では、みっちーと呼んでいる。

小名木美里。
去年の8月のオーディションに受かって、
じゃあ、12月の旗揚げ準備公演に出るかい?と聞いたら、
「授業があるから出られません」と答えた元高校生。(今年、無事、卒業)
じゃあ、しょうがないかとその時は、答えたけど、
よく考えたら、早乙女太一君だって高校生なんだよなあ。
でも、ちゃんと『トゥーランドット』出てるぞ、と『トゥーランドット』見ながら気付いた。
気付くのが遅いんだけどね。

これまた、お母ちゃんがファンキーで、娘を絶大に応援している。
高校は、かなり荒れた高校だったらしい。
まだ18歳なので、これからどうなるか分からない。埼玉出身。
小さい時から、ずっと地元のミュージカルに出ていた。そんな演技をする。
稽古場では、みさとと呼んでいる。

小野川晶。
白百合女子大の現役女子大生。
ああ、この文字だけをみると、なんて淫靡なの。
と思うのは、僕だけか?僕だけなんだろうなあ。
白百合女子大って名前、すごくエッチだよね、と言ったら、
制作のムダにスタイルのいい中山から「それは失礼です!」と怒られてしまった。
でも、なんだか、晶は、ものすごく白百合女子大っぽい。
それがどんなイメージなんだと言われたら、なんか清楚でお嬢様っぽくておでこが広い感じ。

バスケットをやっていたので、なにげない跳躍力がとてもいい。
ダンスもいい。とても真面目。彼女のブログを訪ねてやって下さい。
わりとノンキなことを楽しそうに書いています。
20歳でとてもアイドルチックなのに、時々、おやじくさく見えるのがとても魅力。
稽古場ではアキと呼んでいます。

ということで、前半の役者紹介、終了。
たぶん、もう一回回ってくるのて、残りのメンバーはその時に。
次のブログは、制作の美人さんこと中山です。びしばしと『虚構の劇団』をまとめてます。
言っておきますが、宝塚ファンで東大法学部出身。独身。二十代。スタイル、ムダに抜群。
この部分、鴻上が書いてますから、中山はカットできません。お楽しみに。

写真は、自宅の『グローブ・ジャングル』を生み出したパソコン。親指シフトのタイプです。

そんなわけで、劇場でお会いしましょう。