さあて、いよいよ、劇場入りです。
というレポートは、鴻上です。
今日は、朝から劇場入りです。
ただし、俳優は、稽古場最後の「エア通し」と呼ばれる、装置も小道具も音楽もない「通し」を、稽古場最後にやりました。
なにもないので、「エア通し」なんですね。
いつの間にか、この言い方が定着しました。
その間、演出部をはじめとするスタッフは、劇場の仕込みを続けています。ありがたいことです。
俳優部は、最後の通しを確かめるように、確認するように続けます。
装置がないので、装置の後ろでなにをしているのかもよく分かります。それが「エア通し」です。
これはこれで発見の多い「通し」なのです。
そんなわけで、いよいよ、22日金曜日から始まります。
第三舞台の初演を見たことがある人も、新国立劇場の再演を見たことがある人も、
初めて見る人も、見るかどうか迷っている人も、どうぞ、だまされたと思ってお越し下さい。だましはしませんから。
はやく、お客さんに見ていただきたい作品になっていると思います。
写真は、なにもなくなったエア通しの最後の稽古場と、仕込み真っ最中のシアター・サンモールの客席です。
そんなわけで、待ってます。