「天使は瞳を閉じて」03

★第12回公演/天使は瞳を閉じて 虚構の稽古場Blog 2016年6月30日

6/29 雨
森田ひかり

6月も、もう終わりますね。
月日が経つスピードが、どんどん加速している気がします。小学生の頃は夏休みがあんなに長く感じていたのに、不思議です。
この期間、1回1回の稽古や休憩時間を無駄にしたくない、と以前より強く思うようになりました。

今日の稽古は、ウォーミングアップでバレーボール。
まずは、全員でボールを落とさずつなげる!…記録122回\(^o^)/

お次はなんやら黒いパネルを立てて…??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相手コートが見えない試合!
フォーメーションもボールの行方もわからない。スリル満点です。

チーム内で声を掛け合いながらも、戦略を隠すために静かにしてみたり、相手チームに話しかけてる間にサーブ打ったり、打たないで投げたり。笑
いろんな戦いをして笑いが絶えませんでした。
試合前はこんな顔をしていた客演の伊藤さん(左)も、かなりのハイテンションで盛り上がっていました^^

 

 

 

 

 

 

 

 

今回、私は劇団に入って4回目の本公演です。
最初の頃より、この劇団公演への思いが強くなっていたり、挑戦したいことが明確になってきた気がします。
そうすると次々に現れる壁に立ち向かうのも、楽しくなってきました。

2016年版の「天使は瞳を閉じて」、稽古がしがし進行中!

森田ひかり


「天使は瞳を閉じて」02 

★第12回公演/天使は瞳を閉じて 虚構の稽古場Blog 2016年6月29日

どうも!小沢道成です。

『天使は瞳を閉じて』2016年版の稽古が始まって約1週間が経とうとしています。
さあさあ、劇団の本公演としては『ホーボーズ・ソング』から約1年ぶり。そして、天使は瞳を閉じての虚構版初演からは5年ぶりの上演です。
あれからいろんなことがありました。
多くの演劇に出会いましたし、大切な人達もいっぱいできました。嫌いな食べ物だったものも食べられるようになったし、趣味も増えました。
もちろん思いも掛けない別れもあったし、好きだった場所がなくなったりもしました。
人生ってもんは本当に何が起こるか分からないものだなあーなんて思いながら5年が経ったわけなんですが、それでも出会ったものや好きなものが増えたので、この5年はもの凄く重要な時間だったように思います。

そういえば、この稽古が始まる前に虚構の劇団過去公演のDVDを旗揚げ公演からざっと観てみました。
もう赤面することばかりなのだけど、観ていると、変化していることが多くて衝撃を受けました。
もちろん出演しているメンバーの見た目もだし、演技の仕方が変わっていく過程みたいなものも観ていて面白かったのですが、何よりも面白かったのは、今の僕が感じることの変化でした。
何度か観ているはずの作品たちなのに、数年も経てば、以前は泣けなかったことで泣いちゃったり、笑えていたことが今は恐ろしく感じたり、と全く違う作品のように思えて、この時間が経つことで感じる変化を楽しんでいました。
きっとこの天使は瞳を閉じても、5年前と今とじゃ感じるものが観る人によって変わるのだろうなー。
と、書きながらも今稽古しているこの『天使は瞳を閉じて』は凄く思い入れのある作品でして、やってる身としては、長い長いロングランが続いてる錯覚を起したりもしています。

さて、稽古は台本の半分まで進んだ段階です。
鴻上さんの演出は丁寧に、いつもよりも更に丁寧に創っている気がします。
それぞれ挑むことがあったり、出来なくて悔しくなったり、それでもまた挑もうとしたり、と、この物語と同じぐらいの出来事が毎日稽古場で起こっています。
壁があることは恥ずかしいことじゃない。ちゃんと立ち向かえる壁があることは、いいことですね。
さあ、楽しくなってきました。2016年版、どうぞお楽しみに。

写真は、あんなちゃんとお手製のお弁当!凄いよね、毎日お弁当作ってきてるん。

 

 

 

 

 

 

 

と、自主練習中の陽永とべーと伊藤さん。伊藤さんはいつもTシャツが可愛いん。

 

 

 

 

 

 

 

小沢道成


「天使は瞳を閉じて」01 稽古場ブログスタート!

★第12回公演/天使は瞳を閉じて 虚構の稽古場Blog 2016年6月28日

そんなわけで、「天使は瞳を閉じて」の稽古が始まって、もう一週間がたちました。
毎回、恒例の稽古場ブログがスタートします。
一番目は、作家・演出家の鴻上が担当します。

はい、そもそも、この戯曲、おいらが29歳の時に書きました。今から28年前みたいです。ひえー、です。自分自身の演出としては、6回目の上演になります。戯曲も白水社から3バージョン出てます。最初の「オリジナルバージョン」と、次、ロンドンで上演した「インターナショナルバージョン」、んで、「クラシックバージョン」という奴です。「天使は瞳を閉じて」の歴史は、ここをクリックすると整理されています。はい。
虚構の劇団では、2011年、上演しました。この時は、僕はロンドンでの芝居の演出(英語版『ハルシオン・デイズ』)があって、途中で劇場を離れました。楽日のカーテンコールでは、スカイプで僕のロンドンのホテルと劇場をつないで、劇場の大きなスクリーンに映されて参加しました。
今回は、『虚構の劇団』史上、最大の4名の客演を迎えます。「仮面ライダーチェイサー」で知られている上遠野太洸さん。上遠野、なかなか読めませんね。かとおの、ですが、稽古場では「太洸(たいこう)」と呼ばれています。イケメン君で、じつに熱心に演技に取り組んでいます。鉢嶺杏奈さんは、なんと、「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターをやっています。小劇場の舞台にも立っていて、僕は客席から「可愛い人だなあ」と見ていました。伊藤公一さんは、前回の「虚構の旅団」公演『青春の門』に出演してくれました。劇団員達の強力な推薦があって、今回、出演をお願いしました。顔は怖いですが、いい人です。
そして、前回に引き続き、佃井皆美さんにも出演をお願いしました。今回はアクションはあるのか?敵は誰なのか?そもそも、「天使は瞳を閉じて」に敵はいるのか?本人は、「挑まれた戦いは買う」と言っています。
そんなわけで、「天使は瞳を閉じて」通称「テントジ」が始まります。今回は、豪華な客演と劇団員のコラボが魅力のひとつだと思います。この4名と劇団員がどんな科学反応を起こすのか。
そして、今回、上演する意味はなんなのか?ぜひ、劇場でお確かめください。
よろしければ、劇場で会いましょう。んじゃ。
鴻上尚史

 

 


稽古場日誌6「始まります!!」

稽古場ブログ 虚構の旅団vol.3/「青春の門〜放浪篇〜」 2016年2月3日

2/1 くもり
日直 森田ひかり

新宿SPACE雑遊に、劇場入りしました^^
いつもこの小屋入りの日は、いよいよ本番だ!という緊張と不安でバクバクしながら衣装&楽屋づくりをする私。
…でも今日はなぜか、ものすごく冷静でした。
初日はどんなお芝居になるのかなぁ、と、お芝居することが楽しみで仕方ない。あまり経験したことのない、小屋入りの〝余裕〟を疑いつつ、開幕に向けて準備中です^^

今回の稽古、約1ヶ月半、実はいつもより長く感じました。
美月も書いていた12月のあの濃密な読み合わせ期間を思い出すと、すごく昔のことのように思います。
というのは、短い1ヶ月半のうちに自分がいろんな状態を経験したと思うからです。
◾︎稽古が始まってすぐに、千葉さんに衝撃的なアドバイスをもらい、なかなかどうしていいかわからず、「最近ひかりから紫のオーラが出ている」と言われた時期。
◾︎『怖がらないで100%で相手にぶつけてみな。もしかしたら倍で返ってくるかもよ。』という言葉を信じて、とにかくぶつかって挑戦した時期。
◾︎そして、ある程度の決め事の中で関係を深めていく時期。稽古をやっていて、とても気持ち悪くて疑問がたくさん生まれる。
◾︎疑問を解消しようと頑張っていたのに、その決め事がどんどん崩されてパニックになる時期。
昨日言ったことと違うじゃないか!という言葉は心に秘めつつ信じて、じゃあ自分はどうしたいか考えながら挑戦し始める。
この時はもう、毎日が楽しみで早く稽古がしたいと思っていました。
◾︎終盤、通し稽古を始めて、劇団白夜や正面衝突する劇中の人間関係にエネルギー奪われ、なぜか悶々と悩み始める時期…。
◾︎それでもこの熱い芝居を、心を閉ざさず諦めず、ぶつかっていきたいと持ち直す時期。

…人の目を見て戦うって、本当に疲れるんですね。
携帯電話やインターネットがあるこの時代、こんなにも人の目を見てぶつかり合う人ってなかなか少ないんじゃないかなぁと感じます。
なので今回、若い方にも大人にもこの熱い学生たちを見てもらって、
誰もが通った青春時代を思い出したり、今の生活と比べてみてほしいです。

私がこのいろんな状態を短い期間で旅できたのは、千葉さんの人柄と愛の言葉だと思います。
そして、劇団の先輩後輩や客演さんという壁をぶったぎって挑戦し合えるメンバーが揃ったこと。ひとりひとりが、エネルギー溢れています!
ぜひ、この新たな姿を観にいらしてください!
SPACE雑遊でお待ちしております。


稽古場日誌5「2月は何があるかな、そう「青春の門」!千葉哲也さん!」

稽古場ブログ 虚構の旅団vol.3/「青春の門〜放浪篇〜」 2016年2月2日

こんにちは、研修生の健之輔です
新年が明けてもう1ヶ月、相変わらず早いです!こうやって歳もあっという間に取っていくんだなぁ、と。素敵な俳優さんや稽古場での千葉さんを見る度に早く歳を取りたい、色んな経験をしたいなと思います。人生経験豊富な人って身体から滲み出ていて惹きつけられるような。
例えば電車や街を歩いていても、ふと見てしまう、気になってしまう人っていませんかね?あれって何なんでしょうね、オーラ?オーラって何?じゃあ演じるって?役って?
うーん、最近色んなことに悶々としています、、、悶々、、悶、、あっ!青春の門!!そうです、いよいよ始まります!
こちらの稽古場での稽古も残すところ1回となりました、何だか急に淋しいような、いやこれからですね!最近はもっぱら通し稽古の繰り返し、こんなに通しをした現場は初めてです。
でもこれが自分にとっては新たな発見で、ようやく千葉さんの意図が伝わってきたような、まだミステリアスのような。とにかく千葉さんの一つ一つの言葉、動作やしぐさに、あー!ってなります笑
それをマネしたところで同じようにならないのが悔しい!通し後、通常は’ダメ出し’という、注意点や訂正ポイントの指摘を受ける時間があるのですが、千葉さん用語では、これを’ノート’と言います。なんでだろう?
前に千葉さんがおっしゃっていたのは、毎回一人一人のコンディションやテンションも違うから芝居も変わる、そのとき見て感じことだけを述べる。だから次回も今回言ったことが全てになるとは限らないし、言うことも変わるかもしれない、と。
そっかぁ、ナマモノだから、生きてるから、変化するってこと!うーん、深いです、深すぎて地上に出てこれなくなりそうです。
いやぁ芝居って難しいですね、探し続けます!模索の毎日、幕が空いても追求します!

そんな僕たちの「青春の門」、お時間あればぜひ劇場まで足をお運び下さい!

暖冬とは言え昨日のように冷え込む日もあります。皆さま、お身体に気をつけ下さい(^-^)/

そんな今日の写真はぽこぽこのTシャツを着てきた千葉さんです

よっしゃー!

健之輔


稽古場日誌4「映画も見た、小説も読んだ、でもやっぱり、舞台だからこそ…!の『青春の門』を届けたい!!」

稽古場ブログ 虚構の旅団vol.3/「青春の門〜放浪篇〜」 2016年1月30日

みなさまこんにちは!
日誌、第4回の日直は木村美月です(*^^*)
さて、本番まであと何日かなーと考えてみると…なんと4日しかない!!
これまでの稽古って、すごく濃かったんです。

本読みっていう、台本を離さずイスに座った状態でセリフを言うのを半月、台本を離しながらも、まだ舞台のセットがしっかりと決まっていない状態で自由に動いてみる、というのが10日間ほど、だんだんセットや、動き方も決まってきて、でもその中でやっぱり自由にできるところを見つけて、役や、状況を深めていって…!

なんと、『青春の門』と向き合ったことか。
そして、本番中も向き合い続けます。進化し続けるはずだし、みんなでそうしていきたいな、と。
あと4日間で何ができるか。

ちなみに稽古をする前に、私、映画の「青春の門」見ました!1981年、佐藤浩市さん主演のものです。

筑豊で生まれ育った息吹信介の、子供時代から描かれています。筑豊の自然や、炭鉱での労働、性の目覚めという少年時代の生々しさ、それから早稲田大学に入ってからの東京での過酷な生活。
今回私たちが演じる『青春の門』は、伊吹が早稲田大学に入ったあとのお話です。

最初は、映画や原作の小説を意識しつつ稽古に入りましたが、やってみると全然違う。
舞台は舞台だ。
その良さは、本当に別物です。

映画みたいに、忠実なセットはつくれないし、小説みたいに、緻密に心理描写、情景描写を描くことはできない。
けど、舞台は、演じている生の人間が、目の前にいて、同じ空気を吸っていて…!

きっと、原作や映画を知っている方でも、それとは全く違う楽しみ方をできるんじゃないかな…!?照らし合わせることもできるし!!

そういうのも意識して、稽古に取り組んでいます。
はて、そんな中、みんなの髪型や髪色も決まってきました!!
ばっさり切った人、色を変えた人、前と雰囲気が全然違う人もいます!
へっへっへ( ̄▽ ̄)まだ秘密なんですけどね…♡
すっごく、お楽しみに!!!

左が客演の小林夏子さんと、右が磯部莉菜子さん。こんなお二人もちょっとずつ髪型が変わって…!ニヤニヤ

そして、「青春の門新聞」欲しいと連絡くださってありがとうございます!(((o(*゚▽゚*)o)))
まだまだ受け付けております♪
新聞の他にも、あらすじや千葉さんの紹介、ひと言メッセージなど添えてあります!

それでは、今日も頑張っていきましょう♪♪


稽古場日誌3「外は寒くも心は熱い!稽古場の日常を研修生の池之上真菜がお届けします。」

稽古場ブログ 虚構の旅団vol.3/「青春の門〜放浪篇〜」 2016年1月30日

最近はちょっと薄めのコートでも大丈夫なくらい暖かかったり、雪が降るくらい寒かったりと、気温の変化が激しい毎日ではありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

稽古場日誌3番手は、前日の梅津くんと同じ研修生の池之上がお送りします。

さて、青春の門~放浪編~ですが、稽古は順調に進んでおります。
音楽付きで通しをやったり、役者同士話し合ってあーでもないこーでもないと模索の日々が続いております。
外の寒さを忘れる程に熱い稽古場、こんなに人間とは何かを考える事は日常ではないと思います。

そんな青春の門ですが、実は原作の小説は8部まであり今回の放浪編は第3部のお話です。第1部や第2部では主人公の伊吹信介の幼少時代から上京までのお話が書かれていたりもします。例えば主人公の伊吹信介は早稲田大学に入学してそこで緒方に出会い、早稲田大学の劇団白夜に入るとか……。その後は放浪編のお話になります、ネタバレになっちゃいますのでこれ以上は語りません!

衣裳や音響、沢山増えていって、毎日毎日発見もあってどんどん役に近付いている感覚があります。

もう直ぐ、小屋入り。
その場その場で役として生きる時間を大切に残りの時間を過ごして行こうと思います!

今日の写真は前日に引き続き、皆様に送るDM作業中の同じ研修生のけんのすけとかいと。心を込めて、一枚一枚書いております!

皆様の御来場、心よりお待ちしております(♡´艸`)

池之上真菜でした(((o(*゚▽゚*)o)))

稽古場日誌2「青春の門、極秘プロジェクト大公開!燃えよ!この青春の血潮!」

稽古場ブログ 虚構の旅団vol.3/「青春の門〜放浪篇〜」 2016年1月28日

今回は、最近自分が運動音痴だということにようやく気付いた研修生、梅津瑞樹が書かせていただきます。
おかしいなぁ。昔はバスケに水泳、空手もやってたのになぁ。(実は空手の他にサイとかヌンチャクも師範から手ほどきを受けたのでそこそこできたり)
最近はよく足元が見えていないとご指摘を受けることが多く、先日、千葉さんと鴻上さんの対談を聞いていて自分なりに「何故、梅津瑞樹は運動音痴になってしまったのか?」という問題を審議した結果、恐らく急激に身長が伸びたせいではないかと結論付けました。感覚が追い付いてないのではないかと。今でこそ175ありますが、たしか中学2年の終わりぐらいまで150ちょいとかだったので。関係ないか。
あ!鴻上さんと千葉さんの対談をまだ観ていないという方!これはチェック必須ですよ!
「青春の門」の稽古場において、虚構のメンバーは一体どんな感じなのか?
いつもみんなを見守ってきた鴻上さん、そして今回の「青春の門」を通してみんなを見つめてきた千葉さん、お二人の暖かさが伝わってきます。
こちらから!

さて、皆さん、実は「青春の門」の稽古の裏で、とあるプロジェクトが密かに進行していたことにお気づきでしょうか?
気付くわけがないですよね?こっそりやってたんですから。

なんと!!
実は「青春の門新聞」なるものを作成していたのです!!
…ふふふ…面食らってますね…

ご説明しましょう!「青春の門新聞」とは!
各々に「青春」をモチーフにした何かしらのコーナーを文章化してきてもらい、それを学級新聞風に仕立て上げようという企画の元に出来上がった、謂わば僕達が青春時代に流した血と汗と涙の結晶です!

現在、稽古の隙間をぬってみんなで折り込み作業をしています!一人でも多くの方に読んでもらいたい!
しかし、どうにも時間がないのが現状です…
まずは東京23区にお住まいの方へ送らせていただき、本番初日まで折り込み作業を続けようとは思っているのですが、このままだとみなさんに行き渡るかどうか不安で仕方ありません…
なので、「青春の門新聞」欲しい!という方がいらっしゃいましたらお手数ですがメールでご連絡いただけないでしょうか。
kyokou@thirdstage.com までよろしくお願いします!
「青春の門」と合わせて、是非見ていただきたいです!

小屋入りまでもう数える程になってきました。
涙と鼻水で顔中をぐちゃぐちゃにしたまま外面も何もかも省みず全力で走って壁にぶつかる。
痛くて、苦しくて、もどかしくて。
でも、振り返ってみればその時に出来た傷跡が愛おしいのが「青春」というもの。
人種も年齢も関係ない。僕達は今この瞬間が「青春」であるということを信じて疑いません。
「青春の門」、そんな熱い思いが籠っています。


稽古場日誌1「一挙公開!客演陣6人の素顔に、杉浦一輝が迫る!」

稽古場ブログ 虚構の旅団vol.3/「青春の門〜放浪篇〜」 2016年1月27日

稽古場日誌が始まりましたね。
千葉さん、鐘下さんの素顔を暴いた後は、私、杉浦一輝が、尊敬と少しばかりのご愛嬌で、客演陣6人の正体に迫ります。

まずは……

大沼百合子さん。

「しらこ」のように白い肌から、「らこさん」と呼ばれています。
元宝塚の男役で、「星邑礼緒」という名前で活躍されていました。
現在はNTTドコモのCMに、娘の旅立ちを見送るお母さん役で出演中。
「愛してるよ~♪」という曲の中、満面の笑顔で娘に手を振っています。
その反面、驚くほどのおっちょこちょいで、芝居中アクシデントが起こった時の彼女は、それはそれは想定外の表情、動きをし、その場にいる全員が笑っていいのか、どうなのか・・・。いや、笑っていいだろう。という空気にしてしまいます。
しかしそれも、らこさんの穏やかかつ潔い人間としての器がもたらす空気なのでしょう。
演出の千葉さんは、過去に夫婦役をやったことがある為か、千葉さんのなかなか失礼な言動が目立ちますが、それも笑って受け入れてる、大人の品を感じます。
今回の作品では、どんな大人の品を見せてくれるのか?

続いて……

佐々木岳史さん。(左)

三上陽永と同じ、青森出身。
とにかく優しい。大仏の佐々木岳史とでも言いましょうか。
大仏なのに、休憩中は座ることなく、筋トレに励んでいます。その姿はまさに、ケイン・コスギ。
居酒屋に行けば、ケイン・コスギからスナックのママに様変わり。鋭い洞察力で開いてるグラスは絶対に見逃さない。コケティッシュな言葉遣いと共にお酒を作り、大衆居酒屋の個室を場末のスナックに変えてしまう能力を持っています。
水の事をチェイサーと呼びます。
大仏、ケイン・コスギ、スナックのママ、たくさんの顔を持つ彼が、果たして今回はどんな顔をピックアップしてくるのか?

3人目は……

松田佳央理。(右)

僕と三上が主宰する、ぽこぽこクラブに何度か出演してもらってる、通称ぽこガール。
そして、今回脚本の鐘下辰男さん主宰のガジラワークショップの秘蔵っ子でもあります。
そして、森田ひかりと同い年。仲がいいのか、因縁の関係なのか、なんだかとってもいいライバルのように映ります。
スラッとした身長と、ハッキリした顔立ちで、一見、ジュリア・ロバーツかと疑いましたが、どうやら生粋の博多っ子。
いつも何かしら、艶やかなといいますか、なまめかしいといいますか、そんな声を出して稽古場を妙なピンクな空気に包みこみます。
今回の作品ではどんな声が聞こえるのか?

どんどん行こう!お次は……

磯部莉菜子ちゃん。

今回の現場では女子最年少。(男子最年少は熊谷魁人)
俳優ファミリーに生まれたサラブレッドです。
絶対音感を持っていて、今回の僕の歌唱指導の先生でもあります。
僕のカナヅチを持って、「お前の心を打ち砕いたろか!」とばかりにまっすぐに芝居に取り組む姿に、年上組も信頼を置いています。
若さゆえ、千葉さんにタメ口になったりしますが、なんだか許せてしまうキュートさを持つ半面、時たま見せる表情に色気も感じさせます。というか、ついでに言っちゃいますが、すげーいい匂いするんです。
今回はその若さと色気をどう融合して芝居にしていくのだろうか?

さあさあ、続きまして……

伊藤公一さん(右)

第一印象、怖い。でした。
いつか本気で殺されるかもしれないと思いましたが、一緒にいると、実はとっても芝居に対して熱くて優しい人。そして照れ屋さん。
照れ屋さんなので、カメラを向けると突然、ニヤけます。
「恥ずかしいから一人で写りたくない」と、隣りにいるらこさんを必死に巻き込んでの写真。そう、実はかわいい。
ただ、お芝居になると一変、その佇まいだけで狂気と悲しさを見ている側に感じさせます。
稽古中は自分の役だけでなく、他の人の芝居もずーっと鋭い目つきで見ているので、その集中力に、虚構の劇団員は脱帽です。
今回はどんな怖さを、悲しさを、照れを?見せてくれるのだろうか?

最後は……

小林夏子さん

通称、なっちゃん。
千葉イズムを継承してる女優さんと言ってもいいのではないだろうか。
千葉さんと何度も共演し、演出を受けてきてる女優さん。
出演作品が2本、ゆうばり映画祭にノミネートされるなど映像でも活躍中。
脚がね、すごく細いんですよ。聞くとどうやら家系みたいです。
お芝居に対してとても真面目で、千葉さんと役に対して話している姿をよく目撃します。
「お芝居したい!」なっちゃんの目から伝わってきます。
虚構の劇団を旗揚げから見てくださってて、お姉さん的な器で見てくれる反面、女性としての強さを感じさせる人です。
今回の芝居はどのような器と強さを見れるのだろうか?
「恥ずかしいから半分ね!」ということで、残念ながら半分だけ!
フルフェイスが気になる方はぜひ劇場へ!

長々と読んでいただき、ありがとうございます。
稽古も佳境!
6人に助けられながらも、さらにバチバチぶつかり合う日が続きそうです。

「青春の門〜放浪篇〜」稽古場日誌

稽古場ブログ 虚構の旅団vol.3/「青春の門〜放浪篇〜」 2016年1月26日

公演直前につき、虚構の劇団番外公演 虚構の旅団vol.3『青春の門〜放浪篇〜』のメンバーを紹介します!

まずは、三上陽永の、一言コメントつき!演出の千葉哲也さんと、
脚本の鐘下辰男さんの紹介です。

 

千葉 哲也(ちば てつや)

俳優、演出家。1963年神奈川県生まれ。
鐘下辰男が主宰する演劇企画集団THE・ガジラの中心的な俳優として多くの作品に出演。他にも様々な舞台作品・TVドラマ・映画に出演する実力派俳優。
1997年、第5回読売演劇大賞 優秀男優賞を受賞。2004年、第39回紀伊国屋演劇賞 個人賞、2013年、第20回読売演劇大賞 優秀男優賞を受賞。
2006年、俳優として参加していたTPT(シアタープロジェクト・東京)の『スラブ・ボーイズ』で自身初の演出を務める。同作で第14回読売演劇大賞 優秀演出家賞、2008年、『広い世界のほとりに』で第16回読売演劇大賞 優秀演出家賞を受賞し、演出家としても活躍。

三上陽永の一言紹介!
「最初の印象は、巻きタバコを吸う、ギャングみたいな怖い人…でもその印象は180度変わります。人は見かけによらぬものとはまさに千葉さんの事。とってもお茶目な人なんですが…ま、それはご本人のイメージもあるので控えます。とっても熱く、演劇を強く愛する方です。そして、それを若い世代になんとか継承していきたいと本気で考えている。印象的だったのは、芝居を続けようか悩んでいる自分に「あと10年続けてみてよ。面白くなるからさ。俺の言ってる事がわかるよ。」と言ってくれた事。とっても嬉しかった。稽古場は、とにかく楽しいです。毎日飲みに行ってます。役者が生き生きと舞台に立つことができる。千葉さんの演出は、役者第一主義です。」

 

鐘下 辰男(かねした たつお)

1964年北海道生まれ。演劇企画集団「THE・ガジラ」主宰。
妻は舞台女優の文月遊。
骨太な表現を濃厚な人間関係が特徴的な演出を得意とする。
演劇界において独特な異才を放ち、数々の演劇・演出家賞を受賞している日本を代表する劇作家・演出家の一人である。
アジアを中心に世界的に現代演劇・新劇の創作に加えて、幅広い活動を続けている芸術家の一人でもある。

ガジラ公式サイトはこちら

 

「青春の門〜放浪篇〜」とは?

作家 五木寛之が1969年から『週刊現代』に断続的に連載している大河小説で、テレビドラマ化や映画化、漫画化もされた。全第8部からなる長編小説。
2008年に、「青春の門」の第3部、放浪篇を鐘下辰男が初の舞台化。

時は昭和30年。
伊吹信介は大学進学のため故郷筑豊から上京し、そこで出会った劇団の仲間と大いなる志を持って函館へ渡る。
そこで出会ったものとは…。


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