第9回公演/エゴ・サーチ

「エゴ・サーチ」33

第9回公演/エゴ・サーチ 虚構の稽古場Blog 2013年10月8日

もう冬の気配が漂っていますね、
涼しいを通り越して
肌寒いっ

こんにちは、八木菜々花です。

3日間の場当たりを終え、

ゲネプロでした。

新たな発見がたくさんあったり、
反省したこともあったり、
初日へ向けてぐんぐん準備。

 

いよいよ幕が開きます。

 

どんな風に届くのか
すごくどきどきしています。

 

ものすごく楽しみだし、
同時にやっぱり
どうしたって緊張しますねっ(´ー`)

 

カーテンコールで
お客様の素敵な笑顔に会えるよう、
しっかりお届けしますっ!

 

また台風来ているとかで。
生憎のお天気。

足元お気をつけて
お過ごしくださいね☆

いつかの虹。
うっすらですが…
見えますか?

気持ちだけでも、
青空に♪

 

八木菜々花


「エゴ・サーチ」32

第9回公演/エゴ・サーチ 虚構の稽古場Blog 2013年10月5日

「小学校と中学校が同じ建物のなかにあるんです。グラウンドも共有で。」

初演の時、何度も口にしていた台詞。
風景のイメージはできても、そこでの生活のイメージをすることが難しかった。
なにか、まだ足りないというか、いくらイメージをしても、それ以上はなかなか広がっていかない感覚があったんです。

その島で暮らす人たち、学校に通う子供たち、どんな遊びをして、どんな言葉を交わし、どんな空気を吸って、どんな生活をしているんだろう。

ただただ興味をもったのでした。

その緑いっぱいの芝生が広がるグラウンドの向こう側には一面の空と海がある。
実際にその風景を見た時に、ハッとしました。
小さい頃から知っているような、産まれた場所のような、そんな懐かしい感覚。
来たこともないはずなのに、その空を、その海を、その光景を見た時に、もしかしたらこれは、誰もが感じる共通の感情じゃないだろうか。と。

たまたま、夏休み中の2人の島の子供が学校に遊びに来ていて、学校を案内してくれると言ってくれました。

学校の裏には「生きる力」と書かれた石碑が立っていて、
この間紹介したヤギ家の皆さんもこの場所へ遊びにやってくる。

茄子やトマト、子供たちが育てている野菜の畑には、網が張ってある。
これはヤギ対策なんだって。
どんなに網を張っても、ヤギに食べられ、何度も何度も挑んでは食べられの繰り返しなのだという。

さらに子供たちは、「秘密基地に案内してあげる」と誘ってくれた。

学校の裏にもガジュマルの木が立っていて、
その力強く地面に伸びた枝と枝の間を、やっとの思いでくぐり抜ける。

あっちがキッチン、ここがトイレ、玄関はそこ、ここはボクの部屋、と紹介をしてくれるのだけど、僕がキッチンに行くには玄関よりも狭い枝と枝の間を抜けなければいけない。
そういえば、僕も小さい頃、トトロの木に似た大きな木を秘密基地にしていた気がする。
なにもない場所に、理想を思い浮かべては隣にいる友達と共有をする姿は、夢がいっぱいだった。
体が大きくなってしまった僕は、結局、あっち側には行けなかった。

まさに自然に囲まれた学校は、生きる力がそこら中に溢れていて、いつかこの島で暮らしたいなと、僕もまた、大きく深呼吸をして、この島を離れたのでした。

そして、都会・池袋。

ついにこの日がやってきました。
『エゴ・サーチ』、幕が開きます。
新キャストで贈る2013年版をぜひ観にきてください。
どんな物語になるのか、楽しみです!

小沢道成


「エゴ・サーチ」31

第9回公演/エゴ・サーチ 虚構の稽古場Blog 2013年10月4日

こんにちは。今日は朝から雨。でも家を出る時にはピタッとやんで、晴れ女かしら?なんて思った小野川晶です。

エゴサーチ!
ついに劇場いりしました!
5日の本番に向けて、一歩一歩。

仕込み中。

スタッフさんと一緒に仕込む。プロの技を見ながら、たくましい筋肉を見ながら作業。
朝、眠そうな感じだったのにトラックがきた瞬間に、ぶわっとエネルギーが出て搬入する姿が好きです。
搬入口のエレベーターの前できたよー。とか、くるよー。とか、これどこに置きますか?とか、パンチはそこに置いてー。とかこれでラスト!とかいろんな声が聞こえてくる。

舞台がどんどん出来上がって、本番が近づくのを感じてわくわくする。
不安にもなる。でもやっぱり楽しみ。

仕込み中の劇団員のそれぞれの担当がわかってきてそれもおもしろい。

べーちゃん。釘打ちます。
かずき。これだけは作ると心に決めて作る。道成。衣装の管理ばっちりです。
ひかり。雑黒探してます。ようえい。デザイン、ホワイトボードはまかせておけ!しょうだい。必要なのはこれですか?さほ。制作手伝います。私。アイロンかけます。でも、休憩中の写真です。

いろんな作業をしながら、
舞台のセットが完成。そして、音響や照明が入る。
明日からは場当たり。全員揃って進む!!一ヶ月間一緒に過ごしてると、一日顔を見ないだけで寂しいやら不思議な気持ちになります。というわけで写真。
場当たり前に、明かり作りや、舞台の細かいところをスタッフさんがつくっていってくれる。感謝。

よしっ!がんばるぞ!


「エゴ・サーチ」30

第9回公演/エゴ・サーチ 虚構の稽古場Blog 2013年10月4日

はーい、陽永でーす。稽古場バラしでーす…

約3週間稽古したセットが跡形もなくなっていく…

どんどん片付けられていく…

荷物がどんどん運ばれていく…

気がつくと…何も無くなっていた…

という事で、いよいよ小屋入りです!

 

虚構の劇団は贅沢な事に、本番と同じセットを組んで稽古をするのだー!!

 

この日バラしたセットがアウルスポットでもう一度組まれ、本番を迎えるのだ…( ̄Д ̄)ノ

 

稽古と同時進行で進められた骨チキPVもいい感じ!

 

うん?…PV…なんか、いろいろ突っ込みどころありそうだけど…お楽しみに(^ω^)


「エゴ・サーチ」29

第9回公演/エゴ・サーチ 虚構の稽古場Blog 2013年10月4日

歌が上手い人と下手な人の本質的な違いはなんだ?

そんなことを稽古場で鴻上さんと話しました。杉浦一輝です。

上手い人は音に声が合っていく。
下手な人は、音に声をあてていく。
無意識にも、音に合わせようと頑張ってしまうのだとか…。
ならば、気持ちよく自分の世界観で歌ったら、意外と上手く聴こえるのか?と試したところ、とんでもなく音を外しました。
きっと、地球のどこかにヒビが入りました。
歌って難しい…。改めまして、杉浦一輝です。

さて、今日は週に一度のUstream「虚構の劇団チャンネル」
ゲストにはシンガーソングライターの関取花さんが来てくださいました。

生で4曲歌ってくれたのですが、22歳の小さな身体からは想像もできない、ズバンッとくる歌詞と、沁みいるような歌声。
優しい顔で聴くやつもいれば、真剣な顔して聴くやつ、ずっと小さく踊ってるやつなど、みんな思い思いの世界で、関取花さんとの時間を楽しんでいました。

歌が上手いって、いいなぁ。
上手かったら、世界が違って見えるんだろうな。
優しかったり、悲しかったり、楽しかったり、力強かったり、空虚だったり、いろんな歌の方向がありますが、僕ら骨なしチキンは、舞台上でお客さんとどう繋がれるのでしょう。

写真は関取花with骨なしチキン

優しくて、楽しい一日でした。


「エゴ・サーチ」28

第9回公演/エゴ・サーチ 虚構の稽古場Blog 2013年9月29日

タオルケットから毛布に変えました。森田ひかりです。
夏から秋にかけての変わり目が、一番風邪をひきやすいみたいなので、すごく気をつけています(>_<)

今日は5回目の通し稽古を終え、残すはあと1回!
いよいよという空気が漂ってきました!

みんな楽しみながら、どんどん気持ちが高まっていくなぁと感じます。
私は緊張とわくわくが同じくらいで、毎日鳥肌が立っています。
本当に素敵な作品なので、ぜひ観にいらしてください!劇場でお待ちしております!

 

さて、昨日のさほさんクイズの正解発表~!

 

 

お茶目なお兄さんと、マシュマロお姉さん!
まっきーとあきさんでした~(^^)


「エゴ・サーチ」27

第9回公演/エゴ・サーチ 虚構の稽古場Blog 2013年9月28日

ずいぶん寒くなりました。
でも近くのコンビニでソフトクリームを買って帰るのが常になっています!
さほです♪ヽ(´▽`)

昨日は始めての衣裳通し。
カラフルで、セットに上がったときのテンションがグッと上がります(*^^*)
早替えにつぐ早替えの名手、渡辺による七変化にも注目です。

前回の「エゴ・サーチ」をご覧になった方は骨なしチキンの二人の衣裳もご注目!
だいぶロックな感じに仕上がりました笑

本番まであとほんとに少し。
残り数回の稽古大事にしていかなきゃ。

さて、今回の誰かな?シリーズは後ろ姿です♪

☆Q1☆
オチャメな一面を持つ頼りになるお兄さん♪ヽ(´▽`)/

☆Q2☆
肌が白いマシュマロ女子♪ヽ(´▽`)/
誰でしょうかっヽ(・∀・)


「エゴ・サーチ」26

第9回公演/エゴ・サーチ 虚構の稽古場Blog 2013年9月28日

前回ブログを書いた時は「少しずつ涼しくなってきました」と書きましたが、最早夜は肌寒いくらいなりましたね。
ども肌年齢に敏感な歳頃のミドルエイジ渡辺です。

今日は三回目の通し、明日も通し、明後日も通し。そしてもうすぐ劇場入り!
怒涛の稽古場で時が経つのは早い早い!
ほんの一月前に出会った客演チームも、毎日顔合わせてると昔からの知り合いに思えてならないもんです。

通し前の夕方休憩は、リラックスと緊張に包まれる時間。

通し後は疲労と新たな課題に出会う時間。
今日も素晴らしい疲労的被写体!

最近は、ここから「立ち上がって着替えて帰る」という過程にうつるのに、みんな何だか長時間を要する様になってきています。
通しがある日の稽古終了後は、みんなお風呂上がりの様なユル~い空気に包まれています。

さて明日はいよいよ衣裳を付けての通しです。


「エゴ・サーチ」25

第9回公演/エゴ・サーチ 虚構の稽古場Blog 2013年9月26日

こんにちは塚本翔大です。
前回稽古場ブログを書いてから、意外と早く僕の番がまわってきました。
今回も張り切って書きますよー!!

最近本格的に肌寒くなってきました。夏のうだるような暑さに比べれば、なんとも過ごしやすい季節ではあるのですが、その季節の変り目は体調管理が難しいですね。
実際稽古場でも、予防のためにマスクをしている人をちらほら見かけます。
そんな時に頂いたのがこちら!

ドンッ!!

ハチミツです。
そう、ハチミツなんですよ。
ハチミツは強い抗菌作用があって、のどに良いらしいのです。
よくのど飴にもハチミツが使われていたりしますよね。
そしてこれは八木さんから稽古場に差し入れして頂いたものなんですが、僕は毎日温かいお茶に混ぜて飲んでいます!
のどに良いというのを抜きにしても、本当に美味しいので皆さん是非試してみてください。
八木さんありがとうございます!!

ハチミツは豆乳に混ぜたりしてもおいしいので、今度豆乳を持ってきて飲もうかと考えてます!

では最後に今日のサービスショット!

演出部の大刀さんから頂いた差し入れにテンション上がるかずきさん!!


「エゴ・サーチ」24

第9回公演/エゴ・サーチ 虚構の稽古場Blog 2013年9月24日

こんにちは。牧田哲也です。

また物語を書きました。書きたくないのに書きました。鴻上さんに書かされました。

でも前回書いて思ったんですけど、物語がなかなか書き進まないときの辛さ(僕なんかは体験教室みたいな辛さでしかないですが)とか、書き進むときの無心さは、なにか確実に”一色健治”という役に反映されている感じがして、今回も一応書きました。

前のブログで僕の役は主にあるの女性の恋愛の話を書くと言いましたが、詳しくは恋愛と事件が入った話を書くんです。

なので今回は恋愛と事件を入れた作品を書いたらと鴻上さんに提案してもらって、恋愛と事件を入れた作品を書きました。

一応前回の続きです。

 

いざ書いてみると、

事件ってなんだ?

って凄く思いました。

 

これもまた書くことに意味があるので、時間がある人だけ読んで下さい。

 

 

『見えない糸』

お互いが手と手を取り合って一緒に歩んで行く…
そんなの理想論。綺麗ごとだ!

あたしにはあれから二年くらいして、新しい彼が出来た。
彼は年下だったけど、もの凄く頼れる人。こういっちゃなんだけど正直前の彼に比べて一緒にいる楽しさには少し物足りなさを感じてはいたけど、自分を持っていて、なにより彼は誰にも見せない顔をわたしにだけに見せてくれる。それはなによりも安心感を与えてくれたし、居心地が良かった。

そんな幸せな日々が続いたある日、彼は交通事故にあった。彼の車に後ろからトラックが激突。彼は一命を取り止めたものの、わたしとの記憶を失ってしまった。
事故などで脳に損傷を受けた場合、新しい記憶を失うことは稀にあるらしい。

その新しい記憶を呼び覚ますためには事故前の生活に戻ることが必要だと医者は言っていたらしい。

今の彼は、わたしがなに者なのかさえ知らない。
でも彼の両親は彼の事故前の生活のひとつであったあたしとの関係を続けること、今まで通り付き合うことを許してくれた。

そしてわたしたちは事故後、初めてのデートをした。
彼はわたしを恋人として認識はしていたものの、病室で少し会った以来ほぼ初対面の状態だった。でもわたしはなるべく事故前と同じように彼に振る舞おうと努めた。

よく出掛けた公園に行ったり、よく出掛けたカフェに行ったり、特別なことではなく、わたしたちの普段の他愛もないデートをした。

わたしは彼のことを、わたしが覚えている限り全部伝えようとした。
楽しかった二人のときのことを思い出せば思い出すほど、今の彼との違いに複雑な気持ちにはなったが、今はなにより彼が昔の彼に戻ることに専念した。

何度かデートをした。
それでも彼は一向になにも思い出さない。だけどわたしは彼のために、自分のために、できることを精一杯やった。

服も当時着ていた、そして彼が好きだった服をなるべく思い出して着て行ったり、
前と同じ香水に戻したり、
少しだけど出会った頃の髪型に戻したり、
細かいアクセサリーだって仕舞い込んでいたものを引っ張り出して身に付けたり、
少しでもなにか思い出すきっかけになりそうなものを見付けては、手当たり次第に使ったし、自分だけでできることも何でもした。

でもその細かい行為が彼にプレッシャーを与えていたのかもしれない。
昔の自分を知ることをだんだんと拒絶するようになった。
『今日はもうこれでやめとこう。』
明らかに自分にも、そしてわたしにも苛立っていた。

わたしは彼を追い込みたいわけではない。なんなら思い出さなくてもまた昔のような関係になれさえすればそれでいいと思っていた。
でも普通のカップルの様なデートをしようとしても昔みたいに会話は弾まないし、昔の彼のことを教える以外会話がなくなってしまっていた。

わたしはどんどん焦るようになった。
彼はわたしと出会う前までの記憶で十分生活は出来ている。
彼はもうわたしとの関係を取り戻したいと思っていないんじゃないか。
わたしは”彼女”ではなく、リハビリのアドバイザーのような存在でしかないんじゃないか。
どこまでどうすれば記憶が戻るかなんて保証はどこにもない。戻らないとこだってある。
あたしはいつものように抱き合いたかっただけだし、いつものような顔を向けて欲しかっただけなんだ。
そんな複雑な気持ちを抱え、わたしは冷静に彼と向き合えなくなっていた。

そんなある日、彼に
『もう会うのはやめよう』
と切り出された。

遂にこの日が来てしまった。

わたしは無力感のなか、『わかった』
としか言うことが出来なかった。

彼は彼なりにわたしのことを考えてくれたのだろう。お互い会っても辛いだけだった。
そしていくら付き合っていた頃の話をされても、今の彼の中ではわたしはただの他人。
好きになった時の感情もわからないし、好きになっていく過程のないまま今のわたしを恋人と受け入れられるわけがない。
わたしのやり場のない気持ちだけが残った。

恋人というのは本当に不思議な関係だ。愛している瞬間は生んでくれた親より大切に思う瞬間だってある。
一度でもそんな気持ちを抱いた相手だとしても、なにかの弾みで簡単にその関係は崩れてしまう。
彼とは事故というどうしようもないことで崩れてしまったわけだけど、
付き合うという行為はお互いの了承の上だけで成り立っているもの。
身勝手な考えではあるが、相手を引き留めておく法律なんてなにもない。
相手が別れたいと一方的に、しかもそれがこちらにとっては理不尽な出来事でも、理不尽なやり方でも、相手に気持ちがなければ受け入れるしかない。

なんなんだろう…

街で見掛けるカップルたちがこんな不確かな”約束”だけで結ばれていることが不思議だと感じてきてしまう。大の大人なのに…

 

そんなある日、もう会うこともないと思っていた彼から突然電話がかかって来た。

あ~忘れかけていたのに…
忘れてしまった方がずっと楽なのに…
なんでなんだろう…

わたしは微かな希望を胸に通話ボタンを押していた。


1 2 3 4