本日、虚構の劇団『ホーボーズ・ソング』初日でございます!!
第11回公演!!なんと虚構の劇団8年目となりました。
8年前といえば…俺は24歳、かずきなんて19歳!あっという間ではあるけど、それなりに時間が経ったんだなぁ〜と…
18歳の若い研修生の緊張をほぐそうとしているかずきを見てシミジミ。。。
鴻上さんのこの指止まれ!で集まった右も左もわからない僕ら。
8年間どんな旅をしてきたのだろう。。。
「おまえ稽古中俺にムカついて、殴ってやるって思ってただろ?」
「え、なんでわかるんですか!?」
「顔に思いっきり書いてあったよ!!」
先日放送された、虚構の劇団Ustreamでの鴻上さんとかずきの会話。
相変わらず、かずきは馬鹿やってる(笑)
「でも俺、昔は鴻上さんに怒られたら悲しくなって凹むだけだったのに、今は腹が立つんですよ!成長したでしょ!」
…なんだよそれ!(鴻上さん×スタッフ×俺の総ツッコミ)
でも確かに…
虚構の劇団の歴史は、鴻上さんと役者達の関係性の歴史でもあるかもしれない。
虚構が始まった時、もちろん経験者もいたけど、俺やかずき、べーもかな…プロとしてお客様からお金をいただく芝居なんてほぼやった事なくて…
まさに右も左もわからない。
鴻上さんの言葉は、演出家の言葉というよりは…できの悪い子を叱る親の言葉といった感じだったと思う。
鴻上さんはどう思っているかわからないけど(笑)
俺も一時期、かずきみたいにただただ鴻上さんの言葉に腹が立って、張り倒してやりたいと思っていた。
いわゆる反抗期(笑)
そして、親みたいな存在から教師のような存在に変わっていって。
周囲から虚構の劇団は、鴻上先生と生徒達の劇団だろ?なんて事を言われ…悔しくて。
先生と生徒の関係から、なんとなく師匠と弟子のような関係になっていって。
関係性をうまく作れなかったり、その関係性から次の関係性に移れなかったメンバーは、劇団を去って行った。
今、僕らはどんな関係性で芝居を作っているのだろう…
鴻上さんが、ぴあのインタビューで言っていた。
「これは、役者達に対する鴻上からの挑戦状です。」
その記事をみて、胸が熱くなった。
挑戦状
僕らはまた新しい関係性を築こうとしている。次の関係性だ。
僕らは、第三舞台の時のような関係性からスタートするのは無理だった。
でも、長い旅をしながら関係性を変えていく事はできる。
演出家とプロの役者として同じ舞台に立つ日を目指して。
ホーボーズ・ソング、僕らに対する鴻上の挑戦状。
心して、受けて立とうと思う。
そして、また新しい関係性へ。
その現場を目撃するのは、あなたです。
幸福な初日を迎えられますように。
劇場でお待ちしております!