「エゴ・サーチ」1

第9回公演/エゴ・サーチ 虚構の稽古場Blog 2013年8月28日

2013年版『エゴ・サーチ』の稽古が始まりました!
初演が2010年の夏、時間が経つのは早いような長かったような、またこの作品をできることになりました!

懐かしいような待っていたような、稽古初日の気持ちは相変わらずの緊張。
稽古場ブログも早速始めよう!ということで、
まずは僕がお届けします。こんにちは、小沢道成です。
いろんな人がぐるんぐるんとこのブログに登場するので、お楽しみにどうぞ!

先日、鳩間島に行っていました。
沖縄・石垣島から船で40分、西表島の隣にある小さな小さな離島です。
僕は3年間、この鳩間島に憧れを持っていました。

そうなんです、実はこの鳩間島をモデルに描かれたとある離島が、このエゴ・サーチには登場します。
初演の時、何度も何度もイメージをして、まだ見たこともない景色に憧れを持ち、一度は行ってみたい場所だなーと思っていたのです。

そしてまさかの再演。

行くとしたら今しかないでしょといったほぼ勢いで飛んでいきました。
今年の夏、やっと憧れの島に行くことができたのです。

一緒の建物にある小学校と中学校、そのグラウンドや、そこから見える一面の海、向こう側に見える西表島、広すぎる大空、島のあちこちにガジュマルの木、島から見守る灯台、自然に生活をするヤギたち、見たこともない植物、名もない花、そして島に住む人たちのあたたかさ。

その島を歩いているうちに涙がでていました。

やっと来れたという想いと、日々の都会での暮らしとのギャップからでしょうか。あまりの大自然の力に圧倒されたのです。

ずっと想像していた風景は、はるかに想像を超えて僕の感情に直接入り込んできました。

おすすめです。島一周が徒歩で1時間ぐらいの小さな小さな島ですが、魅了するなにかを持っている不思議な島です。

この鳩間島のことについては少しでも伝えていきたいと思っています。

さて、稽古初日。

あの登場人物たちに「久しぶり!」と言っている感じがして、恥ずかしさもワクワクする気持ちも不安もあの頃の思い出もこれからの楽しみも期待も、ぜんぶが混ざり合ってどっと押し寄せてきました。

そこにだ、今回はなんと3人のゲストさん。

牧田哲也さん、伊阪達也さん、八木菜々花さん。

本読みをしているだけで、さらに想像が膨らんできました。
同じ作品のはずなのに、新鮮さが半端ないっす。

紹介もこのブログでしていけたらいいですね!

さあさあさあ、新しい『エゴ・サーチ』楽しみにしていてください。
まだ夏は終わらない!

物語は、沖縄のとある離島から始まります。

 

 

 

 

 

 

 

 

小沢道成