夜の森 13

虚構の旅団vol.1/夜の森 2012年3月30日

ということで昨日の富山恵理子(通称:トミ子)から「お世話になっている」と言うワリには
あまり感謝の気持ちが感じられないブログからの雑なキラーパスを受け取ったワタナベです。

さてさて春近しといえど、今日も変わらず稽古場は突風寒風ヒッヒッフーな状態です。

もちろんその中心におりますのが木野花さん。

心地良い春風が一転して、突如の大嵐。
今日も木野さんのお天気には気象庁もお手上げでござんす。

対策はただ一つ。
素っ裸で嵐の中に身を置く事。

「どうせあんた達の身につけている服なんてたかが知れているのよ。脱ぎなさい。そんな服!」
とは言っていませんが、日々そんな気持ちでガシガシ稽古も進みます。

そして今日は面白い現象が起こりました。

台風の目に入ったとはまさにこの事。
突如の無風状態。

ここぞとばかりに劇団員一同が木野さんに総突っ込み。

劇中に使う絵について木野さんに物申しているようです。

私はジャーナリストとして命がけで稽古中に写真を撮りました。
いつ流れ弾にやられるか分かりませんから、緊張感満載の隠し撮りです。

それにしても、ひな壇から下りてくる若手芸人さん達の如く、
劇団員のビックリするぐらい息の合った素早い突っ込み。
突っ込む、突っ込む、突っ込む…

「あんたたち何なの!その呼吸を舞台に乗っけなさいよ!」とは言ってませんが、
再び暴風域に入りました。

劇団員これまた息の合った逃げっぷり。
蜘蛛の子を散らすように逃げるとはまさにこの事。
比喩法のお手本を見ました。

徐々に『夜の森』の呼吸を掴み始めています。
初日まで残り一週間。
旅団の第一歩。
しっかりと手を広げて掴みにいきます。

おまけ。

よく知っている人物がカップラーメンを持って遊びにきました。
竜巻現象を遠くから記録中。
恐怖心と好奇心の間でしっかりとカメラを向けるジャーナリスト。

…このあと見事に流れ弾をくらっていました。