ども。そんなわけで鴻上です。僕の番です。
誰が僕を指名するんだろうと思っていたら、誰も指名しないで、ただの順番になりました。
演出家なんてそんなもんだね。へへん。
さて、2年の準備期間をへて、いよいよ、旗揚げです。
メンバーを紹介します。もめたらまずいので、チラシと同じアイウエオ順です。
まずは、大久保綾乃。
じつは、サードステージのオーディションを受けて、
サードステージのマネジメント部に所属したのが2、3年前。(すまん、正確には忘れた)
その時、たしか19歳。元グラビアアイドル。写真集まで出している。スタイルは、微笑ましい。
豊島区でぶいぶい言わせていて、十代でアイドルやってたので、
高校を通信制にして、今年、卒業。
たいしたもんだ。
旗揚げ準備公演の『監視カメラが忘れたアリア』では、
その写真集まで出したスタイルを見込んで、上半身、ブラジャー姿になってもらった。
知り合いのAV女優さんが、「見事なウエスト。まったくムダな肉がない」とうなっていた。
さすがに見る所が違う。
若いのに、うまい。稽古では、山崎雄介に「お前よりうまい」と言っている。
そういう時、山崎は、(稽古では山と読んでいるが)ちょっとふてくされて、
ちょっと哀しそうな顔をする。
いつもは、綾乃と呼んでいる。
サードステージのマネジメント部が独立した)『吉住モータース』所属。
次は、小沢道成。
なんの偶然か、名前に「小」の時がつくメンバーが3人もいる。その最初。
京都出身で、高校でぶいぶい言わせて、演劇ばっかりやっていたらしい。
彼も、若いのにうまい。でも、筋力は微笑ましい。
いつも、ダンスのアップの時の腹筋で、一人、ぷるぷる震えている。
お父さんがなんと、『第三舞台』を見ていて、好きでいてくれて、驚いた。
『監視カメラが忘れたアリア』で、いきなり、
「大阪でずっと見てました!テントジとか好きでっせ!」と叫ばれて、
「うむ。観客がお父さんの子供と芝居をするのか」としみじみしてしまった。
長生きしたってことなんだよなあ。
そういえば、この前、タクシーに乗ったら、
「鴻上さん、サンシャイン劇場の『ハッシャ・バイ』よかったですよ」
と突然、言われたことがあった。あまりにピンポイントな感想で驚いた。
若いわりに芝居の経験は豊富。んで、やっぱり、うまい。
お父さんは、『監視カメラ~』の自分の息子の天使姿に大笑いしていた。
この笑い声がまた目立つんだよね。稽古場では、みっちーと呼んでいる。
小名木美里。
去年の8月のオーディションに受かって、
じゃあ、12月の旗揚げ準備公演に出るかい?と聞いたら、
「授業があるから出られません」と答えた元高校生。(今年、無事、卒業)
じゃあ、しょうがないかとその時は、答えたけど、
よく考えたら、早乙女太一君だって高校生なんだよなあ。
でも、ちゃんと『トゥーランドット』出てるぞ、と『トゥーランドット』見ながら気付いた。
気付くのが遅いんだけどね。
これまた、お母ちゃんがファンキーで、娘を絶大に応援している。
高校は、かなり荒れた高校だったらしい。
まだ18歳なので、これからどうなるか分からない。埼玉出身。
小さい時から、ずっと地元のミュージカルに出ていた。そんな演技をする。
稽古場では、みさとと呼んでいる。
小野川晶。
白百合女子大の現役女子大生。
ああ、この文字だけをみると、なんて淫靡なの。
と思うのは、僕だけか?僕だけなんだろうなあ。
白百合女子大って名前、すごくエッチだよね、と言ったら、
制作のムダにスタイルのいい中山から「それは失礼です!」と怒られてしまった。
でも、なんだか、晶は、ものすごく白百合女子大っぽい。
それがどんなイメージなんだと言われたら、なんか清楚でお嬢様っぽくておでこが広い感じ。
バスケットをやっていたので、なにげない跳躍力がとてもいい。
ダンスもいい。とても真面目。彼女のブログを訪ねてやって下さい。
わりとノンキなことを楽しそうに書いています。
20歳でとてもアイドルチックなのに、時々、おやじくさく見えるのがとても魅力。
稽古場ではアキと呼んでいます。
ということで、前半の役者紹介、終了。
たぶん、もう一回回ってくるのて、残りのメンバーはその時に。
次のブログは、制作の美人さんこと中山です。びしばしと『虚構の劇団』をまとめてます。
言っておきますが、宝塚ファンで東大法学部出身。独身。二十代。スタイル、ムダに抜群。
この部分、鴻上が書いてますから、中山はカットできません。お楽しみに。
写真は、自宅の『グローブ・ジャングル』を生み出したパソコン。親指シフトのタイプです。
そんなわけで、劇場でお会いしましょう。