月日のたつのは早いもので、もう、あと2日で稽古場を去ることになります。
なんだか、早すぎないかと思っている鴻上です。
と、書きながら、まあ、終りがあるから初日もあるわけで、これが終りがなければ延々と稽古を続けて、とんでもないことになるだろうなあと思います。
と書きながら、以前、イギリスのナショナルシアターの食堂で、プロデューサーと演出家が、「どう?いつぐらいに幕が開けられそう?」「うーん。あと一週間ぐらいかかるなあ」と話している現場に出会い、「お、お前達は、好きな時期に幕が開けられるのかよー!それでいいのかよー!」と、内心、シャウトしたことがありました。小劇場の実験的企画だったので、そんなことが許されていたようです。
チケットを売り出していて、だから、初日が決まっていて、なにがあろうが幕を開けるーーという一見、暴力的で、極めて資本主義的なシステムは、けれど、逆から言えば、「どんなものにも始まりと終りがある」という、可能性と希望にも感じられるのです。
そんなわけで、もうすぐ劇場入りです。疲れてくると、いろんなものが食べたくなります。
一枚目の写真は、JAEの希望の星、アクションスター、佃井皆美のテーブルに置いてあるお菓子達です。こんなに食べても、彼女は太りません。おかしい。
二枚目は、小沢道成のテーブルの上に置いてあるもの。普通はテーブルの上にそのままのなですが、稽古場から劇場に持っていきやすくするために、バッグに入ってます。
僕は、疲れがたまると、むしょうに炭酸のジュースが飲みたくなります。普段は絶対に飲まないのに、つい、買ってしまいます。銘柄も決まっていません。ただ、炭酸で、ジュースなら、なんでもいいのです。
いよいよ劇場入りです。