そんなわけで、「天使は瞳を閉じて」の稽古が始まって、もう一週間がたちました。
毎回、恒例の稽古場ブログがスタートします。
一番目は、作家・演出家の鴻上が担当します。
はい、そもそも、この戯曲、おいらが29歳の時に書きました。今から28年前みたいです。ひえー、です。自分自身の演出としては、6回目の上演になります。戯曲も白水社から3バージョン出てます。最初の「オリジナルバージョン」と、次、ロンドンで上演した「インターナショナルバージョン」、んで、「クラシックバージョン」という奴です。「天使は瞳を閉じて」の歴史は、ここをクリックすると整理されています。はい。
虚構の劇団では、2011年、上演しました。この時は、僕はロンドンでの芝居の演出(英語版『ハルシオン・デイズ』)があって、途中で劇場を離れました。楽日のカーテンコールでは、スカイプで僕のロンドンのホテルと劇場をつないで、劇場の大きなスクリーンに映されて参加しました。
今回は、『虚構の劇団』史上、最大の4名の客演を迎えます。「仮面ライダーチェイサー」で知られている上遠野太洸さん。上遠野、なかなか読めませんね。かとおの、ですが、稽古場では「太洸(たいこう)」と呼ばれています。イケメン君で、じつに熱心に演技に取り組んでいます。鉢嶺杏奈さんは、なんと、「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターをやっています。小劇場の舞台にも立っていて、僕は客席から「可愛い人だなあ」と見ていました。伊藤公一さんは、前回の「虚構の旅団」公演『青春の門』に出演してくれました。劇団員達の強力な推薦があって、今回、出演をお願いしました。顔は怖いですが、いい人です。
そして、前回に引き続き、佃井皆美さんにも出演をお願いしました。今回はアクションはあるのか?敵は誰なのか?そもそも、「天使は瞳を閉じて」に敵はいるのか?本人は、「挑まれた戦いは買う」と言っています。
そんなわけで、「天使は瞳を閉じて」通称「テントジ」が始まります。今回は、豪華な客演と劇団員のコラボが魅力のひとつだと思います。この4名と劇団員がどんな科学反応を起こすのか。
そして、今回、上演する意味はなんなのか?ぜひ、劇場でお確かめください。
よろしければ、劇場で会いましょう。んじゃ。