「天使は瞳を閉じて」02 

★第12回公演/天使は瞳を閉じて 虚構の稽古場Blog 2016年6月29日

どうも!小沢道成です。

『天使は瞳を閉じて』2016年版の稽古が始まって約1週間が経とうとしています。
さあさあ、劇団の本公演としては『ホーボーズ・ソング』から約1年ぶり。そして、天使は瞳を閉じての虚構版初演からは5年ぶりの上演です。
あれからいろんなことがありました。
多くの演劇に出会いましたし、大切な人達もいっぱいできました。嫌いな食べ物だったものも食べられるようになったし、趣味も増えました。
もちろん思いも掛けない別れもあったし、好きだった場所がなくなったりもしました。
人生ってもんは本当に何が起こるか分からないものだなあーなんて思いながら5年が経ったわけなんですが、それでも出会ったものや好きなものが増えたので、この5年はもの凄く重要な時間だったように思います。

そういえば、この稽古が始まる前に虚構の劇団過去公演のDVDを旗揚げ公演からざっと観てみました。
もう赤面することばかりなのだけど、観ていると、変化していることが多くて衝撃を受けました。
もちろん出演しているメンバーの見た目もだし、演技の仕方が変わっていく過程みたいなものも観ていて面白かったのですが、何よりも面白かったのは、今の僕が感じることの変化でした。
何度か観ているはずの作品たちなのに、数年も経てば、以前は泣けなかったことで泣いちゃったり、笑えていたことが今は恐ろしく感じたり、と全く違う作品のように思えて、この時間が経つことで感じる変化を楽しんでいました。
きっとこの天使は瞳を閉じても、5年前と今とじゃ感じるものが観る人によって変わるのだろうなー。
と、書きながらも今稽古しているこの『天使は瞳を閉じて』は凄く思い入れのある作品でして、やってる身としては、長い長いロングランが続いてる錯覚を起したりもしています。

さて、稽古は台本の半分まで進んだ段階です。
鴻上さんの演出は丁寧に、いつもよりも更に丁寧に創っている気がします。
それぞれ挑むことがあったり、出来なくて悔しくなったり、それでもまた挑もうとしたり、と、この物語と同じぐらいの出来事が毎日稽古場で起こっています。
壁があることは恥ずかしいことじゃない。ちゃんと立ち向かえる壁があることは、いいことですね。
さあ、楽しくなってきました。2016年版、どうぞお楽しみに。

写真は、あんなちゃんとお手製のお弁当!凄いよね、毎日お弁当作ってきてるん。

 

 

 

 

 

 

 

と、自主練習中の陽永とべーと伊藤さん。伊藤さんはいつもTシャツが可愛いん。

 

 

 

 

 

 

 

小沢道成