「天使は瞳を閉じて」13

★第12回公演/天使は瞳を閉じて 虚構の稽古場Blog 2016年7月11日

電車の中で老夫婦が手を繋いでる姿に、妙にほっこりしました。

でも、自分が本当に辛い時とか、苦しい時、自分のことしか考えられない時に、そういう幸せな風景も見逃してしまったり、妬ましく思ったりしてしまうのかな…と、自分の好きと嫌いを行ったり来たり。

なるべくなら、ほっこりチャンスは見逃したくないなぁと思います。杉浦一輝です。

稽古はというと、丁寧に丁寧にシーンを繰り返しています。
「もう一回いこう!」「うー!もっかい行って次行こう!」と、鴻上さん体力あるなぁと思うのと同時に、思った以上にシーンを繰り返すので、貯めてあったネタのストックが次から次へと切れていきます。

終いには、「一輝、なんか…ネタの作り方がレパートリー化されてないか?」と核心をつかれる始末。

「いや、そんなこと…、そうですかねぇ…。」と迷宮に入りそうになりながらも、それでも容赦なく明日はやってくるわけです。

迷宮入り口1メートル手前で、何が面白いのか思考を巡らしていると、聞こえてくるボリボリ…ボリボリ…という音。

隣を見ると、無邪気にニヤニヤしながらスナックを食べる女。佃井皆美。
彼女の机は常にお菓子と飲み物とカップスープで満たされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は席が隣りなのですが、もう食の誘惑がいっぱい。
軽い駄菓子屋さんです。
しかし、どれだけ食べてもスタイルが崩れないから、これまた羨ましい。

そんでもってカメラ撮ったあとに「あ、後ろで着替えてる伊藤さん入っちゃった!」と気になってみれば、ちゃんと大事なところは隠してるんですね。
伊藤公一さん、ちゃっかり者ですね。

そんなこんなで愉快な客演陣に囲まれてるうちに、ほっこりしてなんだかんだネタのことなんて忘れちまいます。
でもそんなことを書いてる今、明日のネター!と焦っております。

焦りながらも、明日はどんなほっこりチャンスに出会えるかな。杉浦一輝でした。