稽古後も熱心に「なにか」を確認するみんな。
小沢くんの赤いナイキシューズの色合いがとても好きなのですが、恥ずかしくて本人に言えないまま一年が過ぎようとしております。小沢くんとは、「一色洋平×小沢道成」という演劇企画で一緒に演劇を創ってきているのですが、こうして改めて、しかも小沢くんのホームである虚構の劇団でご一緒させて頂ける機会というのは、本当に新鮮で嬉しいです。
出会ってそろそろ5年が経とうとしていますが、まだまだ小沢道成という俳優が掴めません。
毎現場、毎作品で、取り組み方や演劇に対する考え方、俳優としての自分の課題などがコロコロコロコロ変化しているからです。
定期的に脳の細胞が総入れ替えされているんじゃないかと疑うくらいに、それはもうコロコロと。
自分も小沢さんの刺激にならなければと。
稽古のためでなく、帰りの身だしなみチェックのために鏡前に来た陽永さん。
陽永さんの至極素敵なところは、休める時にガッツリ休むところです。
「そんなところかい!!!」と怒られそうですが、これ、すこぶる大事なことだと本当に尊敬しています。
僕はもともと陸上競技の短距離選手だったのですが、それが出来なくて競技で良い結果を出せなかったのです。
その話は、いずれ機会があれば是非。
収まりが良い、秋元龍太朗くんです。
稽古場の隅っこなのですが、大変収まりが良いです。
自分で勝手に感情を作ってしまったり、それは時に「自家発電」なんていわれたりもしますが、龍ちゃんとお芝居をしていると、そういうことをしてしまいそうになる自分がとても嫌になります。演技の襟元を正されているようです。そういった部分だけでなく、稽古場での佇まいや居方など、本当に尊敬しています。
今回のメンバー、大好きなんです。
皆さんそれぞれが職人のように真摯に演劇に向き合われていて、それだけでどれだけ刺激を受け、居心地の良い思いをさせて頂いていることか……大好きなものに真っ向から向き合える環境というのは、至極恵まれていて幸せなことですね、本当に。
明日も意気揚々と稽古場へ向かいたいと思います。
虚構の劇団の新作、どうぞよろしくお願い致します…!!!
一色洋平