リアリティ・ショウ 本番4日目

第2回公演/リアリティ・ショウ 2008年12月17日

そんなわけで、三回目のブログが回ってきました。
んで、ちょうど、みんなで三回書いたので、今日でブログは終わりだそうです。

12月12日に始まった『リアリティ・ショウ』も、あっという間に半分、過ぎました。
紀伊国屋ホールさんでできることは、劇団員一同、とても感動しているのですが、ひとつだけ困ったことがあります。 それは、旗揚げしたばかりの劇団は、まだまだ認知度が低く、作品の評判でお客さんを呼ぶしかないわけです。
ということは、長い期間、やればやるほどお客さんがきてくれる可能性が、(あ、もちろんいい評判が前提ですが)あるわけです。が、紀伊国屋ホールさんは大きいので、9日間ほどしかできないのです。で、後半、お客さんが見たいなあと思っていただけた頃には、終わっている、という可能性があるわけです。

もうひとつ、小さな小屋だと、多くのステージ数が必要となって、俳優はやればやるだけ、力が抜けて、楽になって、演技が上達するのですが、今回は、10ステージ(これでも、旗揚げ二回目の劇団としては充分、多いのですが)しかないので、俳優は、急いで上達する必要(?)があるのです。

というわけで、今週の土曜日以外は、まだ比較的楽にチケットが取れるようです。
開演の7時少し前にふらっと寄っていただいても、平日は大丈夫だと思います。
あ、もちろん、直前web予約が確実ですね。

月曜日、明日は休演日だということで、飲み会をしました。僕の目の前には三上陽永がいました。
隣には、大久保綾乃がいました。
話は、「きょうも陽永はセリフをかんだ」ということに、自然になりました。この話題はよく自然になります。綾乃が、さんざん、陽永に突っ込み、鴻上がうなずいていると、陽永は、涙目になりながら、「鴻上さん。少しは僕をほめることはないんですか。僕は鴻上さんに言われたダメ出しのなかで、いい部分だけを必死で探して、それが生きる希望になってるんです。ちょっとは僕をほめようとは思わないのですか?僕をほめる気はないんですか。どうして僕をほめひゃいのれすか」と、最後は、かんでいました。

その瞬間、横で綾乃が「あ~あ」と深い溜め息をつきました。

では、劇場でお待ちしています。んじゃ。
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