稽古場では様々なコミュニケーションが飛び交っています。
日常では敬遠されてしまいそうなコミュニケーションの仕方も、稽古場では許されてしまうのです。
そうです、私、杉浦一輝です。
この文章の流れを完全に無視した自己紹介。
これは杉浦なりの、画面の向こうのあなたに対するコミュニケーション。
それとも私からの一方的な暴力か?
もしそうならば、広い心で許してもらえれば幸いです。
朝、稽古場に来たら、小野川晶と大杉さほりが渡辺芳博指導のもと、意味のわからない動きをやっていました。
両腕をバタバタバタバタ、ブンブンブンブン……。
これはダンスなのか?民族の変わった挨拶なのか?
はたまた、宇宙人と交流を図っているのか?
いかようにも受け取れるので、もう想像におまかせします。
地震により、様々な大変な状況が続いておりますが、僕らは何もできず、今日も稽古場に足を運び、芝居をやっています。
この大変な状況と、その中で自分たちが芝居をすることを、しっかりと受け止め、様々なコミュニケーションを試していきます。
何に繋がるとかは正直わかりません。
ただ、この稽古場でのコミュニケーションが、4月、劇場でお客さんとのコミュニケーションに広がり、そこで更に、新しい繋がりや広がりが生まれれば、嬉しいなぁと思います。
僕らはバカバカしいことを、精一杯やるのみです。
ただ、あの動きは一体何だったのだろうか……?