「もうひとつの地球の歩き方」12

稽古場ブログ 第13回公演/もうひとつの地球の歩き方 虚構の稽古場Blog 2017年12月27日

 

そんなわけで、ブログ一回目の最後に、僕の番が回ってきました。ども、鴻上です。

虚構の劇団としては、2年ぶりの新作です。僕自身としては、去年のKOKAMI@networkの『サハイバーズ・ギルト&シェイム』以来の1年ぶりなのですが、なにせ、虚構の劇団員に2年ぶりに役を書くというのは、なんだかしみじみします。

みんな成長してるのか、どうなってるんだ?あんまり変わってないのか?それなりに変わっているのか?うんと変わっているのか?変わってなかったらシャレにならんぞ、変わっていてくれよ、なんてことを思いながら書きました。

客演陣として、まずは、秋元龍太朗さん。今年の頭、『赫い月』という作品に出演していて、若いのにじつにしっかりとして演技をして、なおかつじつに魅力的でしたのでお願いしました。そして、橘花梨さん。小沢道成が「絶対に、鴻上さんは気に入る。間違いなく、鴻上さんが求める演技をします!間違いないです!」と絶賛・推薦した女優さんです。たしかに、若いのにとても達者で素敵な演技をします。たいしたもんです。そして、一色洋平さん。一色さんは、数年前、「虚構の劇団」にフィジカル・トレーナーとしてワークショップをお願いしました。それ以来のつきあいです。なんとまあ、僕の出身、早稲田大学演劇研究会の後輩に当ります。びっくりしますねえ。お父さんは有名な脚本家の一色伸幸さんで、僕もお父さんの作品はたくさん見ています。パワフルぶりぶりの演技です。

それに、劇団員と研修生が二人。計11人が今回の布陣です。

で、気がつけば、虚構の劇団、十周年だそうです。これまた驚きです。いつのまにか、そんなに時間がたったのです。えらいこってす。

さて、写真、一枚目は、小沢道成が自分で作ってきた弁当。

二枚目は、三上陽永の作った弁当。

三枚目は、一色洋平の弁当(?)。

横で小野川晶が「おいしそー」と言ってました。みんなしっかりしてます。
というわけで、新作です。ご期待ください。