稽古場日記

準備公演「監視カメラが忘れたアリア」 2007年11月7日

さて、いよいよ今月29日に始まります『監視カメラが忘れたアリア』。
稽古もいよいよ本格的になってまいりました。

そこで、出演者が“監視カメラ”となって、稽古場の様子を皆さまにご報告いたします。
1周目は、毎回一人の出演者をターゲットにした”目撃”情報をお届けしました。
2周目は、本公演を「カタチづくるもの」をテーマに、稽古場の状況やら出演者の近況やらをお伝えしていきます。

それでは、スタートです。

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池之上真菜

俳優部 2007年11月6日


池之上真菜
(いけのうえ まな)
1993,4,22生まれ
東京都出身
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所属:サードステージ


梅津瑞樹

俳優部 2007年11月5日


梅津瑞樹(うめつ みずき)
1992,12,8生まれ
千葉県出身

所属:サードステージ


佐川健之輔

俳優部 2007年11月5日


佐川健之輔
(さがわ けんのすけ)
1989,9,23生まれ
埼玉県出身

所属:サードステージ


「虚構の劇団」旗揚げ準備公演 『監視カメラが忘れたアリア』

今までの公演 準備公演「監視カメラが忘れたアリア」 2007年10月20日

そんなわけで、『虚構の劇団』のいよいよ、旗揚げ準備公演です!
「旗揚げ準備公演」ってのは、何かというと、旗揚げを準備する公演です。

そのまんま、です。わはははは。
2年間、三度にわたるオーディションで、なかなか、面白い若者たちが集まりました。
ここから、どんな集団になっていくのか。僕にも、もちろん、集まった若者にも分かりません。
ただ、実践、あるのみです。

作品も、一応、新作です。

新作ですが、書いてみて、演じられそうもなければ、変えます。
それも、やってみないと分かりません。

分からないことばっかりですが、やる気と冒険心だけははっきりとあります。
もしよろしければ、そんな冒険の旅立ちの目撃者兼立会人になっていただけると幸いです。

(鴻上尚史)

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虚構の劇団って何?

虚構の劇団とは(NEW) 2007年9月3日

——旗揚げ準備公演から数えて、丸7年たちました。ここで、現在の「虚構の劇団」についていろいろお聞きします。

鴻上「はい。どうして旗揚げしようと思ったかとか、基本的な考え方は、この下にあるやりとりで答えてます。旗揚げ準備公演の前に答えたものです。詳しく知りたい方は、そちらもご覧ください」

——では、現在の「虚構の劇団」はどんなシステムですか?

鴻上「基本的な考え方は、ずっと変わっていません。劇団は試行錯誤し、失敗しながらも成長していける場所だという考え方です。具体的には、入団費や維持費は、いっさいかかりません。『虚構の劇団』を運営するサードステージという会社がすべて、責任を持っています。公演は、この7年間、平均して年2回やってきました。全部で、13 回公演しました。新作が6 本、再演が 5  本、鴻上以外が演出する番外公演が2本です。」

——劇団員は、現在、何名ですか?

鴻上「劇団員は、現在、7名です。平均年齢は、28歳になります。最年長は33歳、最年少は20歳です。新人は、オーディションで受かると、1年間、研修生として公演に参加します。その後、正式な劇団員になるかどうかが決まります」

——いきなり公演に出演できるのですか?

鴻上「はい。なにせ、劇団員が現在7名しかいませんから、ほとんどの場合、公演に参加します。公演に参加することが、1年後に、正式な劇団員になれるかどうかの最終試験なのです。それと、「一人芝居」を自分で創って、上演することが求められます。その結果で、1年後に決まります。1年後にしているのは、実際に一緒にやらないと分からないからです。オーディションの短い時間の間にすべてを決めるのは、不可能だと思っています。また、演技経験がまったくない人は、この1年間の成長で判断するのです」

——養成所みたいなものはないんですか?

鴻上「毎年、数人の合格者なので、養成所という形はとりません。公演に参加することが養成であり、研修です。その中で、必要なことをちゃんと伝えます」

——どうして、そんなに劇団員が少ないんですか?

鴻上「これはもう、鴻上本人の希望としか言いようがありません。鴻上が1981年から2012年まで作・演出をしていた劇団『第三舞台』の時も、俳優は最大10人でした。責任持って関係を創れて、演出ができる人数はそれぐらだと思っているのです。人数が多くなると、集団としてきしみや軋轢が出てくると思っています」

——劇団というのは、縛られるんじゃないでしょうか?

鴻上「いろんな劇団、いろんな事務所があると思います。『虚構の劇団』は、基本的に年二回の公演に参加すれば、あとは自由です。実際に劇団員達は、自分たちでユニットを結成したり、客演したり、映像の仕事をしたりしています。年二回の公演は、稽古が約5週間、公演が東京、大阪合わせると3週間ほどです。稽古は、週6日、13時から21時までです。
ただし、とてもおいしい仕事が、劇団の公演とぶつかった時には、僕と制作と俳優で相談します。劇団の目的は、「集団のまとまりを強める」ことではなく、「俳優として成長し、売れる」ことです。ですから、「この仕事は、劇団の公演を一回休んでもやる意味がある」と判断すれば、公演に参加しないという選択肢も当然、あります。」

——劇団は、「俳優として成長し、売れる」ことが目的なんですか?

鴻上「もちろん、その劇団でしかできない表現、その俳優達でしか現せられない瞬間・舞台を創り上げたいと思っています。そのためには時間と膨大なネエルギーが必要です。本公演を休んで、他の公演に出ることが、そのことに近づくことなら、さらに素敵だと思います」

——でも、劇団て、下っぱは、演出家や上の役者の使い走りになるんじゃないですか?

鴻上「だからあ、平均年齢28歳の俳優が7人しかいない集団ですよ。劇団員は、新人だろうが先輩だろうが、「ライバルであり同志」の関係になれたら素敵だと僕は思っています。下っぱでパシリにするような関係性は、僕が絶対に拒否します。だから人数が少なくしている、とも言えます」

——『虚構の劇団』の目標を教えて下さい。

鴻上「もちろん、プロの劇団になることです。つまりは、食える俳優、食えるスタッフになることです。現在、お金はいっさいかかりません。チケットノルマもありませんが、逆にいえば、ギャラはありません。観客を5千人、1万人と増やしていくことがプロになる道なのです。または、演技力を向上させて、客演や映像の仕事を着実にものにすれば、食えることができます。そのためには、『虚構の劇団』の公演が話題になること、舞台や映像(テレビ・映画)関係者が『虚構の劇団』の公演にたくさん来てくれて、『虚構の劇団』の俳優を発見し、認識してもらうことです」

——俳優のマネジメントもしていますか?

鴻上「はい。『虚構の劇団』を運営しているサードステージが、俳優のマネジメント部門を持っています。他の舞台の出演やテレビ、映画への仕事を斡旋しています。所属料やレッスン料・プロフィール写真代などはいりません。『虚構の劇団』に所属した場合、希望すればサードステージのマネジメントを受けることができます」

——スタッフ希望者の話もして下さい。

鴻上「はい。『虚構の劇団』は、演出部という名前のスタッフ部門があります。平均年齢がこちらも28歳です。どういう人がいるかは、「演出部」のページで見て下さい。鴻上は、1981年から2012年まで『第三舞台』という劇団の作・演出をしていたと書きましたが、その時の演出助手や演出部から、演出家の板垣恭一、脚本家の戸田山雅司、同じく脚本家の中谷まゆみ、美術家の小松信雄などが現在、活動を続けています。それ以外にも、演出部として多くのスタッフが活動を続けています。『虚構の劇団』の演出部も、同じように多くのプロを生み出せれば素敵だと思っています」

——なにか、特別なレッスンがあるんでしょうか?

鴻上「いえ。なにか特別な講習があるわけではありません。『虚構の劇団』の公演に参加し、現場を経験していくことで、プロになるためのスキルを磨いていくのです。それは『第三舞台』の時と同じです。現在、『虚構の劇団』の演出部では、プロの舞台監督、プロの演出助手が生まれました。さらに多くの演出家、作家、美術家、舞台監督などが生まれることを希望しています」

——作家志望のための文芸部というものはないのでしょうか?

鴻上「すべてまとめて、「演出部」と呼んでいます。『虚構の劇団』では、役者達がよく「自主公演」をやります。その時にやる台本を常に求めています。そこで、台本を書き、俳優に演じてもらうことが、一番いい練習だと思っています。もちろん、台本に対して、鴻上は求められればアドバイスします」

——どういう人を「演出部」は求めていますか?

鴻上「これはもう、将来、プロになりたいと思っている人です。そのために、まずは現場で汗を流すことが平気な人。これは、作家も演出家も美術家も舞台監督も衣裳も、すべてのスタッフ志望者共通のことです」

——最後に言いたいことはありますか?

鴻上「なにか質問があったら、いつでもサードステージの事務所に聞いて下さい。これが、質問用のメールアドレスです。☆印をアットマーク(@)に変えて下さい。
kyokou☆thirdstage.com
それでは、オーディションでお会いしましょう」

 

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で、「虚構の劇団」って何なのよ?
という疑問に、主宰・鴻上尚史がお答えします。
――どうして、劇団を旗揚げするのですか?

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