天使は瞳を閉じて 12

第7回公演/天使は瞳を閉じて 2011年7月23日

ロンドンの『ハルシオン・デイズ』の一週間の稽古から、
ノンストップで『天使は瞳を閉じて』の稽古に突入しました。鴻上です。

今日は、初めての「あら通し」というのをやりました。
荒っぽくやる通し、なのか、粗くやる通しなのか。
いまだに、どっちの漢字が適切なのか、分かりません。
「かつぜつ」も、「滑舌」なのか「活舌」なのか、まだ迷います。どっちだ。

さて、ずっと虚構を見て下さっているお客さんには、誰がどの役をするのか、興味津々だと思います。
男優達には、希望の役を聞きました。
これはわりとすんなり、棲み分けました。僕のイメージも近いものでした。
女優達にも、希望の役を聞きました。
これは、第一希望、第二希望含めて、ばちばちぶつかりました。
んで、オーディションをしました。
してみると、僕が当初考えていた役とはずいぶん違った形になりました。
びっくりでした。

今まで、もう、8回も(大杉は、6回かな)付き合っているのに、
こんなにイメージが違うとは思いませんでした。

誰がどの役なのか、どうか、劇場で確かめて下さい。
予想する楽しみはそこまで取っておいた方がいいかと、ブログでは発表しないことにしました。
あなたの予想が当たるかどうか。僕の当初の予想は外れました。
あなたの読みが当たったらすごいです。演出家を越えています。

そんなわけで、劇場でお待ちしています。


写真は、歴代の「天使は瞳を閉じて」 の戯曲本。初演版、インターナショナル版、クラシック版 です。


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